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スワップサヤ取りの準備から取引まで

FX鞘取り(アービトラージ)裁定取引 FXサヤ取りの基本

FXの中でも比較的低リスクな手法として知られる「スワップポイントサヤ取り」。金利差を利用して安定した利益を狙うこの手法は、初心者にも取り組みやすいとされています。この記事では、スワップポイントサヤ取りの準備から実際の取引までの流れを詳しく解説します。

1. スワップポイントサヤ取りの準備

① FX業者の口座開設

スワップポイントの差を活かすためには、複数のFX業者を比較し、スワップポイントの高低差が大きい業者を選ぶ必要があります。特に、スワップポイントが変動することもあるため、最新の情報をチェックすることが重要です。

複数のFX業者で口座を開設します。私が実際に利用しているFX業者を紹介します。

  1. GMO外貨
  2. LIGHT FX
  3. みんなのFX
  4. クリック365 FX
  5. GMOクリック証券(FXネオ)
  6. セントラル短資FX
  7. DMM FX
  8. サクソバンク証券(FX)

上記の「1~5」のFX口座は利用頻度が多いいです。

② 通貨ペアの選定

スワップポイントの差が大きい通貨ペアを選びます。例えば、トルコリラ/円や南アフリカランド/円またはメキシコペソ/円など、新興国通貨は金利が高いため、スワップポイントの差が出やすい傾向があります。

口座開設ができたら各FX業者のスワップカレンダーを確認して、スワップポイント差が開いている通貨ペアがあるかどうかの確認をします。

例えば

A社:メキシコペソ/円(MXN/JPY)買いスワップ「220円」

B社:メキシコペソ/円(MXN/JPY)買いスワップ「210円」

C社:メキシコペソ/円(MXN/JPY)売りスワップ「-200円」

D社:メキシコペソ/円(MXN/JPY)売りスワップ「-190円」

この場合では、A社の買いスワップ「220円」とD社の売りスワップ「-190円」で取引すれば、1日30円のスワップ利益が出ます。(10万通貨単位)

使う予定のFX口座のスプレッドも確認します。スプレッドは取引コストとなりますので、重要なチェック項目となります。

スプレッド(取引コスト)の回収日数を考慮して両建てポジションをつくるか検討します。

2. 実際の取引手順

① ポジションを持つ

選んだ業者で、スワップポイントの受け取りが多い業者で「買い」、支払いが少ない業者で「売り」のポジションを持ちます。この際、スプレッドや手数料も考慮し、トータルで利益が出るかを計算することが大切です。

利益が出るようであればポジションを作ります。

※資金配分について

  • 買いポジションのFX業者に資金入金
  • 売りポジションのFX業者に資金入金
  • 予備資金をネット銀行などに用意(相場変動時にロスカットを防ぐための追加資金)

資金を入金したら、ポジションを作ります。その時「買いポジションと売りポジション」を同時に注文します。

サヤ取りでは、成行注文で「買いと売り」を同時に注文するのが基本となります。

② 運用と管理

ポジションを持った後も、定期的にスワップポイントの変動や業者の条件変更を確認し、必要に応じて調整を行いましょう。また、為替変動による証拠金維持率の管理も忘れずに行うことが重要です。

2つの口座は、含み益の口座と含み損となる口座に分かれます。例えば、為替が上昇トレンドになれば買いポジションは含み益が増えていきますが、売りポジションは含み損となり証拠金維持率が下がっていきます。証拠金維持率が200%を切ったら予備資金から入金、もしくは建玉の一部を決済してして維持率を上げます。

注意点とリスク管理

  • 業者の変更: スワップポイントの条件は随時変わるため、継続的なチェックが必要。
  • 為替リスク: 日々の為替変動による証拠金維持率の管理も必要です。

まとめ

スワップポイントサヤ取りは、為替変動のリスクを抑えながらスワップポイントを活用して利益を得る方法です。適切な業者選びとリスク管理を行うことで、安定した収益を狙うことができます。まずは、実際に比較検討しながら、小額で試してみることをおすすめします。

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